山桜の美しい樹皮でつくられる縁起のいい一品。
歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい”みちのくの小京都”、秋田県角館。ここに江戸時代より伝わる伝統工芸が樺細工(桜皮細工)です。その工法は、江戸時代中期に秋田県北部の阿仁地方に伝承された山桜の皮を利用した細工の技術を佐竹北家の武士、藤村彦六が習得したのが始まりと伝えられています。武士の手工芸品として知られる角館の樺細工は、世界でも類を見ない樹皮工芸と言われ、今もその技術が引き継がれています。昭和51年(1976年)には、秋田県で初めて国の「伝統的工芸品」に指定されました。樺細工は”一属一種”の世界に類例のない工芸品であり、自然素材の美しさ、温かさによって広く愛されています。樹皮にはあめ皮、ちらし皮、ひび皮など12種類程あり、天然の素材であるため、仕上げられた作品に同一のものはありません。決して華美でない奥ゆかしい佇まいには、武士の精神のような厳粛な美徳が感じれらます。滑らかで強靭、しかも湿気を避け乾燥を防ぐという特質を備えた樺細工は、茶筒には打ってつけです。天然素材の感触が心地よく密閉性が高い茶筒。自然な木目の美しさ、樹皮特有の光沢、渋井色合い・・・・使い込むほどに増す美しさをお楽しみください。
■商品名: | 樺細工 総皮茶筒茶箕(なすび)付 |
■商品: | 茶筒(約径8×高さ12cm)・茶箕各1、桐箱入・日本製・約0.3kg |
■材質: | 茶筒/桜皮(磨き出し)・天然木・合板、茶箕/桜皮(磨き出し)・天然木 |
■箱: | 約10.5×15×10.5cm |